慶応義塾大学武山研究会(KEG)2011年度プロジェクト「Mirai Project」のブログです。2011年度ミライプロジェクトメンバー確定しました。計6人の学生メンバーでブログを更新していきます。
2010年6月30日水曜日
SB新30年ビジョン発表会
今回は、先週行ってきたソフトバンクの「新30年ビジョン発表会」について書こうと思います。
まず、この発表会なのですが、一言で言うとソフトバンクの今後の30年間の姿(目標)を孫さんが発表する、というものです。SB(ソフトバンク)ができてから今年でちょうど30年間、ではこれからの30年間で一体どのような会社になっていくのか、というのを孫さんがお話していきます。
これを一般人1000名が聞けるんです^^
で、SBの30年間での目標なんですが、これは孫さんが独自で決めるわけではありません。
フツーの企業って、社長が経営理念とかをほぼ単独で決めて、それを社員が忠実に従うというスタイルが多いと思うのですが、SBはそうではないんです。
では、どうやって決めるというと孫さんがSBの社員みんなの意見を聞くんです。
具体的には「今後30年間でSBをどのような会社にしたいか?」という質問を全社員に投げかけ、コンペさせるんです。何万といる全社員にです。それを一人一人ちゃんと聞くんですね。
全社員のコンペを聞き、孫さんは「人々に幸せを与える会社にしたい」という思いが、全社員共通にあるということに気付きました。
では、人々が思う幸せってなんだろう?孫さんは考えました。
でもそれは自分だけで答えを出すのではなく、多くのあらゆる人に聞いてみないとわからない!と考え、twitterを用いて人々にお題を投げかけました。
「あなたにとって悲しみとはなんですか?」
「人生で最も幸せを感じる時はいつですか?」
たくさんのtweetが返され、その結果”悲しみ=孤独”、”幸せを感じる瞬間=感動”という結果になりました。それによりSBの今後の30年間の目標は、「情報革命の力で、人々が抱える孤独を軽減し、更に感動を与える」というものに決定しました。
ここからはあたしの勝手な考えなのですが、この孫さんが新30年ビジョンを決めるまでのプロセスとミライPJでやろうとしていることは、かなり近いと思っています。
現在は、会社の経営理念を決めるのはそのトップにたつお偉い人。ミライについて考え、意見を述べるのは専門家や教授といった、ごく一部。でもそれでは偏ったミライ像しか出てこなかったり、多くの人が実感できるものではなかったりもします。
孫さんは「会社はみんなでつくっていくもの。そしてお客様がゆえに成り立つもの」と考えていたからこそ、全社員にコンペをさせ、そして人々が何を求めているのかtwitterを集めた。
ミライPJでも「ミライはみんなでつくっていくもの。そして今がゆえに成り立つもの」と考えているからこそ、現在twitterを用いてトライアルを行ったり、WSを行ったりするんですね。
改めてトライアルやWSの重要性(みんなでミライを考えていくことがいかに大切か)を実感することができました。
星にねがいを
実際に願いを叶える ワコム「願いを書こう Bamboo×七夕のキセキ」キャンペーンサイト
短冊に願い事を書いて投稿すると、ワコムが願いを叶えてくれるかもしれないというキャンペーン。
「ねがいごと」を軸にしたコミュニケーションのスタイル、特設サイトのデザインや、短冊というインターフェースなど面白く、参考になる部分もたくさんあるのかもしれません。願い事と未来ってなんか近いものがあるような気がします。
でもそんなことより、応募して願い事が叶ってほしいなぁ~
2010年6月29日火曜日
本日からのトライアル
火曜日担当のtomyです。
本日からミライ班のトライアルが始まりました!
どれくらいの人がつぶやいてくれるのかドキドキでしたが、出だしはなかなか好調でよかったです!!
お題を投げるとすぐにアイディアを投稿してもらえるのは運営側もワクワクできます。
twitterならではの自由につぶやいていい感じが活かされている気がします。
当初は#kegmirai01をつけてくれた人にはすべてリプライしようということでしたが、やはり一つ一つにリプライするのはなかなか大変だということがわかりました。
しかし、班員一人一人が、一つ一つの投稿(つぶやき)をしっかり見て、参加者のモチベーションをアップさせたいという思いを持ってリプライしているからこそこの大変さが共有できているのではないかと思います。
今回はミニトライアルということで、これから約1週間様々なお題を投げることにより参加者の反応や盛り上がり具合を確かめたいというのもありますが、「しっかりと投稿してくれたつぶやきを見て考える」ということをこれからも大事にしていきたいです!
さらに、参加者の投稿がtwitter上で盛り上がってきてTLがRTとかでいっぱいになってしまうと、途中参加の参加者がお題を確認できないこともあるというような気づきも得ることができました。
やっぱり実際に動いてみて見えてくることはかなり多いと実感させられました。
夏にプレトライアル、秋に本トライアルと続いていきますがどんどん質の高いものにしていきたいです!
next-generation urban transportation design
Eye Stop は、タッチスクリーンのe-INKやスクリーンで覆われ、最新のセンサー技術を持ち、インタラクティブなサービスを提供。
INTERACTIVE TRIP PLANNING MAP / INFORMATION DESIGN
地図で行き先を示すと、バスのルートが表示され、乗るべきバスの現在の位置と待ち時間を表示してくれる。バスが近づいた時にメールなどで教えてくれる機能もある。他に、バスの数が表示されたり、バスが近づくと光ったりする。
COMMUNITY MASSAGE BOARD
バス乗車者や通りすがりの人が、広告や告知を出す事も可能。情報は、手入力、もしくは、イメージや動画を携帯電話から送信することで可能となる。バスストップが、コミュニティ情報の発信地となる。
他、センサーを利用したリアルタイムな汚染状況、観光情報の表示などいろいろなサービスが詰まっているようです。バスストップ自体を噴水、ライト、アロマセラピーができるスペースにしたり、ソーシャルネットワークと連携したアプリケーション提供の場所、他機能との融合として、プロダクト販売、バイクシェアリング、ゴミ箱などとの連携といったアイデアもあるようです。
近い将来実現しそうな予感。
その都市、その場所、その時間に合わせた特徴(機能)のあるバス停がいっぱいできたら、楽しそう。。。バス停がその都市やそこにあるコミュニティの中心になれば、おりた事のない停留所で降りて、その街を知りながら散策するってことも簡単にできちゃいそう。さわれる、変化する、バス停。実現しないかな。
あとは、日本だと鉄道が発達しているので、駅との違いも考える必要あり。
今週のトライアル&twitterアカウントのお知らせ
ということで本日はトライアルのご紹介。すでにこのブログをご覧になって下さっている方はご存知かとは思いますが、本日火曜日から日曜日までの6日間、twitter上でトライアルを行っております。トライアルといっても重たいものではなく、こちらのtwitterアカウントから発表するお題に、同時に発表するハッシュタグをつけて答えてもらう、というものです。
そのアカウントは@KEGmirai2010です。このアカウントは普段は日々の班の進捗報告や日記的な使い方をしていますが、今週はお題発信やこのトライアルのファシリテートをするアカウントとなります。ぜひフォローしてみてください!
ちなみに本日のお題は『2030年、小学生もみんな携帯電話を持っている社会です。どのような機能がついていると思いますか?』で、ハッシュタグは#kegmirai01です。(@KEGmirai2010に@リプライで投稿するのではなく、ハッシュタグをつけての投稿をお願いしています!)
すでに沢山の方がアイデアを下さっており、どれも魅力的で面白い着眼点のものばかりです!その方々の投稿に乗っかってアイデアをふくらますもよし、自分のアイデアを披露するもよし、皆さんの投稿をお待ちしております!
様々な未来予測
おもしろいページ見つけました!
未来の世界がどうなるのかを予測しています。
10年後の未来から1000年後の未来まで幅広く予測しています。
ここでも未来について考えるときに、現状をしっかりと把握しなさいということが書いてありました!
確かに明るい未来ばかりではないと思いますが、みんなで暗くなりそうな未来を明るい方向へ変えていきたいですね!
人類ZEROの未来
人類が消滅してから1日後、2週間後、1年後…といったように、人類が滅亡してから地球はどう進化するのかをCGを用いて映像化しています。
ちなみに上のは人類滅亡後、2週間後です。
2010年6月25日金曜日
二十年後の我が家を覗いてみよう ~本紹介・トイレ編~
そんな中今日はミライ書籍『二十年後 くらしの未来図』(平尾俊郎著 新潮新書)のレビューを書いてみようと思います。とはいっても・・・
この本、かなり面白いので、何回かに分けて書こうと思います。(1回では書きたいことが書ききれない!)
【この本の構成】
この本のコンセプトは「二十年後の我が家を覗いてみよう」となっています。つまり、我々の目の前(=普段の生活)に現れるものじゃない技術的な未来予測ではなく、一般のサラリーマンや家庭を預かる主婦でも読むことができるような内容で書かれています。
この着眼点はとても大事で、もちろん「書籍」という観点から考えても同じことですが、結局読み手が共感できないような内容や着眼点から書かれても読み手は理解が及ばない、ということです。では読み手がイメージしやすい、わかりやすい着眼点はどこか?といえばやはり行き着くところは「未来の暮らし」になるわけです。(実はこの班のお題設定の議論でも「未来の暮らし」という着眼点は非常に大事であると考えています)
その内容は、というと、「未来の我が家」と称して、普段の生活に関わるシーンごとの未来を考えていく、という形式をとっています。例えば「未来のバスルーム」「未来の生ごみ」「未来の防犯」のように。
本日は本の紹介もしたので、長くなってはいけないので、そのうち、未来の「トイレ」についてご紹介しようと思います。
また、お読みの際には、この本は2004年(今から6年前)に書かれたものである、ということも頭に入れてお読みいただけるとよいかと思います。
<未来図① トイレ>
[トイレは“健康トイレ”へ?]
東京は有明(お台場)にある「パナソニックセンター」に、近未来のライフスタイルショールームを展示する「Future Life-Style Lab.」というところがありました。(※2003年クローズ)
ここでは2005~2010年という近未来の暮らしをショールームの形でディスプレイしていたようで、そのうち、トイレエリアには「健康トワレ/健康チェッカー」というものがありました。
これは、便器に座ると体重・体脂肪率を測定し、用を足すと便をその場で検査にかけ、異常があるかないかを提示し、ある場合はそのデータがそのままかかりつけドクターのもとに送られる、という仕掛けになっています。
実際、尿をノズルにあて、尿検査を行うトイレは実装されており、トイレがただの排便器ではなく生活習慣病をはじめとした病気への予防の最前線となる日も遠くない、という結論になっています。
[トイレの進化にも不況の影が・・・]
トイレの劇的な進化のポイントといえば、「和式⇒洋式」への変化(洋式トイレの一般化)、ウォシュレットの誕生、と言えます。
そんな中、企業のトイレ開発部隊は今何を開発しているのか?その答えは「健康トイレ」というよりも「節水トイレ」でした。不況から、いかに流す際の水量を減らすか、を開発ポイントにしているようです。
[無臭トイレの時代が来る?]
トイレメーカー最大手として知られるTOTOは、光触媒効果研究のトップランナーでもあるそうです。光触媒に光があたると、除菌・抗菌効果を生み出したり、汚れを浮き出したりすることができます。その効果をトイレでも発揮させられないか、という著者の問いに、TOTO担当者は「室内光では光触媒の反応は弱いので、その点を解決できれば実装も夢ではない」とのことです。
におわないトイレ、汚れていかない便器、健康チェックの場・・・この先トイレに「不潔」という感覚が消える時代が、もしかしたら来るかもしれません。
~~~
さて、最後にこの本の特徴をもう少し挙げてみましょう。
この本ではただ「未来のトイレはこうなる!」「未来にこんなトイレになったらいいなぁ」という筆者の頭の中の世界だけが書かれているわけでは決してありません。「なるほど、確かに未来はこうなっていくかも」と思わせる書き方がされています。その特徴を挙げてみます。
特徴①「未来を知るには過去を知れ!」
温故知新的考え方とでもいいましょうか。例えばトイレなら「和式」の時代にまでさかのぼって、そこから起きた進化を考えていき、その流れを加味したうえで「じゃあ将来どうなると考えられる?」という推測をしています。
特徴②「データを出す」
ただ「過去はこうだった」とか「今こうである」というのではなく、その傾向を数値化したり、実際の数値を出したりして、傾向に説得力を持たせたり、未来にこうなるという推測を強固なものにしたりしています。
特徴③「商品や展示会をくまなくチェック」
筆者は、今ある商品や、そのような商品の展示会・ショールームなどをくまなくチェックし、「未来のタネ」(:未来に主流になっているであろう特徴で、現代見受けられる一片)探しをしています。
特徴④「専門家に意見を聞く」
ただ筆者の推測で章を閉じるのではなく、その意見や未来展望をその専門家に聞き、その返答や意見も載せています。
我々はミライ班としては、「この未来は実現しそうかどうか」という分析よりも、「どうやったら『確かにミライはこうなりそう!』と思われる提示の仕方ができるか」という観点からの分析をしていくべきではないか、と考えています。要は「そんなのこの人がただ思ってるだけじゃん」といかに思われないようにするか、ということですね。
次回のエントリーでは引き続きこの本の続きを書いていこうと思います。
2010年6月22日火曜日
ファシリの役割
火曜日担当のtomyです。
今回はファシリの役割、僕たちミライ班で言う「mirai jockey」の役割について書きたいと思います。
そもそもファシリ(ファシリテータ)とは、議論を公平な立場から、参加者をやる気にさせたり、参加者の発言を促す役割があります。
まず、ミライ班におけるmirai jockey存在の必要性ですが、結論から言うと僕は必要だた思います。
理由は2つあります。
1つ目は、上記したファシリの役割は大事だと思うからです。
ユーザーの立場になったときに、tweetしたところで機械的に自分のtweetがただピックアップされたりするだけではおもしろくなさそうな気がしました。
自分のtweetにRTみたいな感じでもいいからmirai jockeyから「いいね!」って言われたりすると、このサイトを運営している人から直接評価を受けている感じがしてうれしくなりそうです。
それと同時にユーザーとmirai jockeyが会話している感じになり、mirai jockeyが未来の情報を流すとユーザーが未来にどんどんはまっていく気がします。
すると自然にユーザーのやる気をアップできると思います。
2つ目の理由は、僕たちがユーザーのtweetにしっかりと向き合えるからです。
mirai jockeyの言葉は当然僕たちが考えていくわけなので、tweetへの反応を言うときに、「このユーザーが一番伝えたいことは何だろう」などとしっかり考えていかなければなりません。
また、tweetをよく見ていると、「このユーザーは未来の交通についてよくtweetしているから、未来の交通の情報を提供しよう」と思えるようになるかもしれません。情報を提供されたユーザーは「自分の提案した未来の交通はもうすぐ実現されるのかぁ。それだったら、こんな交通はどうかな」という感じで、未来の交通に対して違う切り口でアイディアを出してくれるかもしれません。
ということで、僕はユーザーがtweetしやすい環境を作るためにも、自分たちが1つ1つのtweetを大事にしていくためにもmirai jockeyの役割は必要だと考えます。
JILL STUARTから世界観を学ぶ
http://column.onbiz.yahoo.co.jp/ny?c=sc_l&a=005-1204279382
渋谷東急内にあるこのブランド売り場は「宝石箱」をモチーフにした演出を施し、ブランドイメージ(女の子がひと目見ただけで欲しくなるような、ちょっとお姫様チックな)の世界観で統一されているようです。
遊べる本屋
くらた、再始動します!
ところで皆様
こんな何でもアリでゆるーい感じがヴィレッジバンガードの中で統一されている世界観(とまでは言えないかしら)ではないでしょうか。
2010年6月21日月曜日
World Without Oil
”World Without Oil ”は、32週で行われたAlternate reality Game の事例です。
ゲーム感覚で、オイルショックが起こったという世界観に人々を引き込み、What it's like to live in a "World Without Oil"?という問題に対して考え、アウトプットを出してもらう機会を与える代替現実ゲームです。
参加者は、石油のない世界での影響・対策に関する記事・映像・写真をオンラインにアップします。それらはWorld Without Oil サイトにリンクされ、良い投稿は上位に表示され、参加者はより上位になるように競い合います。1,900人以上の人がサイト登録し、1,500以上もの投稿を集め、多くのメディアからも注目されました。
時間の経過に応じての価格変動を表にしたり、自分が住む地域での投稿(ブログ、写真など)をチェックできたりとサイト自体もリアリティが感じられるように作られてます。
ゲーム感覚で多くの人を巻き込みながら、みんなで未来で起こりうる社会問題を考えちゃおう!という辺りが素晴らしいなと思います。こんなに多くの人が参加してくれた理由としては、ゲーム要素や世界観があったことに加え、未来への興味・関心が高いからではないでしょうか。また、共通する問題に対しての他者の発言や意見を知る事が面白い!ということも言えると思います。これは、前回のミライつぶやき隊の実験でも明らかになりましたっ^^
次回のミライトライアルも参加者が楽しく参加できるようなテーマと世界観を作っていきたいです...ネ
コレカモさんが教えてくれる♪
20年後の顔
http://in20years.com/
お遊びみたいな感じですね。でもやってみると楽しい、かも。
2010年6月20日日曜日
世界観さがし、始動
Wikipediaを見てみると
『世界観とは、世界の諸問題、すなわち、「世界とは何なのか」、「どうして存在するのか」、「そのなかで人間は いかなる位置を占めるのか」、「自分に課せられた使命は何であるか」、「自分のできることは何であるか」などの問いに答えようとするものである。したがっ て、世界観とは、人生観や生き方と結びついた世界に対する態度およびその表明であるとみなすことができ、それゆえ、世界観はその個人が属する民族、国家、時代、地域、社会、職業、階級な どによってきわめて多種多様であって、極端にいえば個人個人の体験や環境によって、一人ひとり全員異なるものである。』
Wikipediaにはこの後も色々と書いてあるわけなのですが、世界観とはどういうものなのかと問われると、まだイマイチぴんと来ない人も多いかなと思います。ということで、今回は僕なりの世界観についての考察を少し。
僕からすると、世界観というのは「ルールの集合体」であるような印象があります。ルールの集合によって世界は作れているという考え方です。例えばディズニーランドの場合、あれは夢の国であって自分達が生きている現実世界とは一線を画した場所となっています。その中で人は思い切り遊ぶことが望ましいとされていますよね。ディズニーランドに行ってるのに1人冷めてる、そんなんじゃ野暮ってもんです。
このような、ある種の評価基準みたいなものがルールです。この世界の中では人はこうする「べき」みたいな暗黙の了解、それがルールなのです。
このルールを人に守らせることによって世界観は強固なものになっていくわけですが、ルールを人に守らせるという面においてその世界での「設定」というものが必要になってきます。ディズニーランドで言えば、過去のエントリーで紹介されていたように「ミッキーは世界で1人しかいない」というような概念的なものから「従業員やアルバイトのお客に対する接し方」みたいなものまでの1つ1つがその世界を成り立たせるための「設定」です。
そういえば、ディズニーランドではアトラクション1つ1つにストーリーがちゃんと付いていますよね。ああいうものもまた設定なのです。また、小説のような物語でも、その背景となるような情報(設定)が増えていくことによってその世界における価値観(ルール)が理解できるようになり、更にその物語に感情移入することが出来るようになるでしょう。
・・・ということで乱雑な纏め方になりますが、「ルール」「設定」という言葉や概念が、世界観を読み解くキーワードとして重要になってくるのかもしれませんね、というお話でした。
おもしろ未来予測機いろいろ
①未来予測マシーン
http://onamae-omocoro.com/
twitterの「~~tter」みたいなものに系統が似ているかもしれませんが、名前(ニックネーム)などを入力するとその人の未来の姿が映し出されます。班員はやってみて下さい(笑)
②未来予測機 ミライスコープ
http://www.asovision.com/mirai/
これも「自分」の未来の姿を見る機械(というかゲーム)です。
こちらは参考になる部分は無いことは無くて、「~~ランキング」などは社会受容性から判断しているのかな、という見方も出来ます。また、お題の出し方としても「1問1答形式」とか、ゲーム内で何かの場面に遭遇したときに問いを提示する、といった形式がとられており、参考になります。
ミライボシ
大和ハウスのサイトで、エコをテーマにしてみんなが自分でバーチャルな星を90日間育てていくというサイトがありました!
自分の行動によって様々に惑星が変化していくみたいです。
これは大和ハウスがエコについて多くの人に知ってもらう、向き合ってもらうことを目的にしている感じがしたので、ミライ班も参考になるところが多いと思い情報共有しました!
2010年6月19日土曜日
make.believe
そうですね。ソニーです。今回もつじが面白い記事を呟いていたのでここで紹介しちゃいます!
"make.believe"好奇心プロジェクト
http://www.sony.co.jp/united/makedotbelieve/about.html
簡単に言うと「好奇心」をキーワードに多くの人から意見を集め、それをワークショップ等でカタチにしていくということもやってますね。HPの中の隅々まで読んでください(笑)
「普段はしないような想像や思考をすることで、頭や心にいつもとは違う刺激が生まれ、好奇心が呼び覚まされていく。“make.believe”好奇心プロジェクトでは、それらを共有し、更なる好奇心に繋げ、みなさんとソニーで形にしていきます。」
こんなコンセプトを掲げているわけですが、結構このプロジェクトと趣旨は似ていますね。扱う内容もある程度の共通点があるので、ミライ班の人は読むのをマストで!
ちなみにこれは六本木アートナイト2010のときに、sonyが出展した"dot port"です。このキャンペーンサイトとTwitterで60分に一度、1日で24個の「呼びかけ」がユーザーに投げかけられ、みなさんから集められた答え、すなわち“好奇心”をキーとしたコミュニケーションの様子を生中継するというものです。このインターフェースもまたなんかミライっぽいですね!
これからのAR
http://gihyo.jp/design/column/newyear/2010/ar-prospect
ARについての記事です。
2009年はAR元年だったみたいですが、2010年からはこれからのARについて考えていくみたいです。
記事に中盤に書いてあるのですが、今は目で見て、つまり視覚でAR世界を体感しているわけですが、これではARが全世界に普及していくと、人類の目が疲労しすぎてしまうかもしれません。
そこで、ARを視覚ではなく、味覚で体感できないかなどを考えているみたいです。
新しい技術でも、少し違った角度から考えてみると、おもしろいことも思いつくことがわかりました!
未来雑誌
http://www.futurex.jp/magazine/index.html
これ、ガンガン出していきます、みたいな感じの空気出てるけど、1回しか創刊していないのでしょうか。しかも525円という低価格!
個人的には「過去の未来予測」の部分を特に読んでみたいです。
腕で何でも出来ちゃう
こちらは「腕」が新たなタッチインターフェイスになる技術です。
腕でゲーム、腕で音楽、腕でケータイまでいじれてしまうという技術。すごいですね。個人的には腕でテトリスしているシーンが衝撃的でした。ついに腕までタッチして反応してしまうのか!!という衝撃が一番伝わりやすかったですね。
2010年6月18日金曜日
なぜ「ミライ」を考える?2
今日は先週金曜日の内容の続きとして、「なぜ『ミライ』を考える必要があるのか?」というお話の続きをさせていただこうと思います。
(前回の記事はこちら:)http://keg2030.blogspot.com/2010/06/blog-post_845.html
そして、前回はその理由の1つとして「未来について考える事で、現状についての認識をより深め、現状に対しての行動への正しいアプローチが明確になる。」というお話をしました。
若干の補足をしますと、正しいアプローチが明確になることと同時に重要なのは「だから“今”(または“今から”)やらなきゃ!」という感情が湧きやすくなる、ということです。
将来温暖化で地球がヤバくなるよー、とただ一言言われても「そうらしいねぇ」としか感情は湧きません。「やばい!だから今から何が何でも温暖化防止で私たちが個人レベルでも出来ることをしなきゃ!」という感情は喚起されないのが現状でしょう。
しかし、将来の地球の姿が明確に提示されたり、映像・写真・プロダクトなどでvisualizeされたりしたら、今行動を起こさないと!という感情が喚起されやすくなるのではないか、と考えます。
環境問題の特別番組を見て、「エコにもっと協力していこうかな」などと感じた事がある人も多いのは、特別番組で、温暖化(など)が進行した将来の姿が提示されているから、ではないでしょうか。
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さて、今日は「ミライを考える」理由の2つ目のお話をしたい、と思います。もちろん他にもいくつも理由は考えられると思いますが、大きな理由としては、先週の記事で書いた(今復習した)理由と今日挙げる理由が大きな2本柱なのではないか、と考えています。
理由2:未来の姿を考えると、企業も消費者も(すなわち我々全員が)トクをする。
うーん、ざっくりした言い方ですね(苦笑) トクって何?なぜ?といったあたりの解説が必要なようです。
例えば未来について「こうなったらいいなぁ」という意見が多数出たとしましょう。すると、その業界はその声を聞き、「なるほど、こういうニーズがあるのか」と感じることでしょう。生産者側が考えるには限界がある消費者目線の声が集まりやすい、という事です。
すると、その業界の企業はその声を実現させるべく商品開発を行います。そして出来あがった商品はいわば「未来にほしいもの」という消費者の声から生まれた商品に他なりません。
多数の消費者の要望があったために開発された商品であるため、売れ行きはある程度見込める&消費者にとっても「欲しい」が実現している。というこのようなwin-winの構図が出来るわけです。
もちろんこれだと「未来」に注目しなくても、ただ顧客の声の吸い上げ方を考えればよい、ということにもなりそうですが、そうではありません。今の例はわかりやすくするために出した例であるし、ある種ミクロな(1業界のみの)例であります。
この理由は、先週の理由とあわせて、誤解を恐れずひろーくとらえると「ミライをプラス名方向に人の手で必ずコントロールできる」という言いかえが出来るのです。
もし仮に、社会受容性のあるプラスの未来像が1つ出来上がったとしましょう。この未来像はコントロールせずとも実現すると考えられるので、問題ありません。我々のとるべき態度は簡単で「これをそのまま実現に向けて推し進めましょう」です。まぁ推し進めるといっても何をすればいいかあやふやなので、「実現に支障が出ないようにしましょう」という言い方の方がいいかもしれません。業界や企業レベルでいっても、そのために自分たちの業界・企業は何をすればよいのか、が明確になるわけです。
それではもし、社会受容性のあるマイナスの未来像が1つ出来上がったとしましょう。すると、我々のとるべき態度は「こうならないように我々は何をすればよいか、考えましょう」です。この「我々」の中には、生活者としての人と、企業としての人とが混じっています。つまり「企業として何が出来る?」「いち市民として何が出来る?」の問いが両方混ざっているということです。
同じ目標=「こうならないようにする」に向けて行う事は、企業であれば「どういう財をどう生み出すか」、我々は「どういう財を買うべきか。その財は目標にそむいた物でないか」を考えた行動をとることです。
そうすれば、皆がトクをしますね。これは「企業にもお金が入るし、消費者も必要なものを買える」という見方も出来ますが、もっと広くとらえると、先ほど言った「ミライをいい方向にコントロールできる」ということにつながるわけです。
皆さんもこれをキッカケに「ミライ」について思いを馳せてみてはいかがでしょうか。もう少しお待ちいただければ、私たちミライ班が、そのミライを形にするための方法を確立いたしますし、そのためのトライアルを行いますので!
●○●○●○●
ところで、なぜ私たちは未来を「ミライ」と表記しているのか、と申しますと・・・(これは完全に個人的な意見ですが・・・)
「未来」と書くと、これは「未だ来ていないもの」という捉え方をしているわけです。しかし、私たちは「未だ来ていないもの」という捉え方はしていません。
「未だ来ていない」のではなく、今からでも考えられるし、未来の予兆(タネのようなもの)はあちこちにあると考えているからです。
そして、「来ていない」という言い方はある種受動的な表現ですが、来るとか来ないとかではなく、我々が想像し創造するものだと考えているからです。
だから、私たちはミライを「見来」(この先来る、すでに(予兆が)見えているもの)だととらえており、さらにミライが「魅来」(この先来る、魅力的なもの)となるように、プロジェクトを動かしていきたいと考えております。
お後がよろしいようで・・・
円楽師匠の大喜利 on twitter
あの円楽師匠(バーチャル)が平日の夕方twitter上に登場し、大喜利をします
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enraku:チャッチャラ、チャラチャチャ、チャッチャ ぱふ チャッチャラ、チャラチャチャ、チャッチャ ぱふ
enraku:毎度お馴染み大喜利の時間がやってまいりました。
enraku:司会は私、三遊亭円楽がつとめさせて頂きます。
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と登場し、次にお題を投げかけます。例えば、
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enraku:そこで今回皆さんにはmixiと2chの違いを笑点風に考えていただきたいと思います。
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そのお題に対して、followerが回答すると、円楽師匠おなじみの
「うまい!山田く〜ん、座布団1枚。」「ぐふふ」
というコメントが展開され、掛け合いが始まります。山田君(バーチャル)も登場。この掛け合いが、”リズム感”と”臨場感”をもたらし、参加者を楽しませています。
過去のログは、こちら。
テキストだけですが、笑点の音楽とイメージが浮かんできちゃいます。
笑点も観ているだけじゃなくて、参加型の時代-!!
この事例は、参加者を楽しませるヒントになりそう...!
トライアルのキーは、Mirai Jockey的な役割が大きいかも。ね。
3D空間構築手法
世界観事例じゃなくてすみません。
少しまた視覚化の話です。つじーにもらいました。
なんかある空間のバラバラな写真をもとに、3D的に空間を把握して視覚化してくれるものがあるみたいです!
バラバラな写真をちゃんと3Dで見せるってのはすごういですね!
ここまでできなくても、ストップモーションでも(少し大変ですが・・・)いい感じになりそうです!
ミライ班も明日再びトライアルを行いますが、やはりストップモーションとかで奥行きのあるものを見せるのは効果的かもしれません。
とにかく明日視覚化をイイ感じに仕上げましょう!
2010年6月17日木曜日
未来を考えるということ ~ドラえもんを例に~
僕たちMiraiProjectのメンバーは水曜日に日本科学未来館の「ドラえもんの未来展」に行ってきました!
さて、今回はドラえもんを例に「未来を考えること」について少し書いてみたいと思います。
皆さんは未来について考えたことがありますか?ドラえもんは22世紀からやって来ましたが、22世紀の未来について考えたことはあるでしょうか?
きっと多くの人はそういった経験がないのではないかと思います。または子供の頃はそういうことがあったけど、最近ではそういうことはなくなったというパターンも考えられますね。
藤子・F・不二雄さんがドラえもんを漫画で連載し始めたのは1970年。その頃に100年以上先の未来の世界を考えながらドラえもんは作られたということですね。何たる想像力!
そういった漫画家の方やSF作家の方などは未来の世界を考えることは多いかもしれませんが、別にそういった職業の方ではなくとも、昔は多くの人が未来の世界や暮らしに思いを馳せることは珍しくなかったのかもしれません。というのも、例えば戦後、日本が高度経済成長期の真っ只中である最中、人々の多くは明るい未来を想像していたのではないかと思っています。多くの人が明るい、そして豊かな世界を夢見て頑張っていたのではないでしょうか。
その後、日本は2度のオイルショックを経験します。このオイルショックが起こったあたりから人々は未来を想像しなくなったのではないか、僕は今のところそう考えています。オイルショックの意義として「社会全体がある程度豊かになった」という指標であるということはよく言われている話ですが、1つの時代の変わり目だったというわけです。
社会全体がある程度豊かになった、というのは目標が達成されたことを意味します。社会全体が貧しく、その貧困状態から脱出する、という問題解決型の「未来への希望」は達成されたわけです。その後、みんなが目標を見失ってしまったというわけです。次の「ゆたかな」社会というのはどういったものなのかが分からなくなってしまった。
「ゴールを見失ってしまった=未来を想像することがなくなった」というのは間違いないと思います。変化の激しい今を生きることに夢中になっていては、未来を想像するような余裕もありませんし、その来るべき未来の基準も分からないというわけです。どういう社会が「より良い」ものなのか分からないのですから。
…さて、ここでドラえもんの話に戻りますが、ドラえもんが連載開始は1970年。オイルショックの直前ですね。この年代では他にもかの有名な「2001年宇宙の旅」なども生まれています。70年代以前なら「鉄腕アトム」に代表される未来の世界を舞台にした話は多いような気もしますが、80年代以降はどうでしょうか。自分の知る限り、未来をポジティブに捉えた有名な作品というのはあまり耳にしません。未来を想像するような作品は減ってしまったからなのでしょうか。ここらへんから、いわゆるポストモダンの時代に突入します。
こういう時代になって「未来を考えるということ」は力や意味を失ってしまったのでしょうか?
僕はそうだとは思っていません。むしろ先が見えない時代だからこそ、未来を考える力というのは重要になってくると思っています。未来を考える時には人間はポジティブな気持ち、ワクワクするような気持ちで考えることが多いはずです。
元来「これがあったらいいなぁ」とか「あんな感じならいいのに」みたいな欲求みたいなものが新しいモノを生み出す力のはず。ドラえもんの道具を初めて見たときのあのワクワク感、そんな人間のポジティブなエネルギーこそが、未来を作るエネルギーなのだと僕は考えています。
おかえりなさいませ、ご主人様
店内に入ったらメイドの姿をした女の子がいて「おかえりなさいませ、ご主人様」と出迎えてくれたり、独特の言葉づかいをしたり、オムライスに絵を描いてくれたり、最後は「いってらっしゃいませ、ご主人様」と送り出してくれる。
客「オムライスに絵を描いてください。」
メイド「そんなの食べれば一緒なんだから自分で書いてください。」
なんてやりとりは絶対行われないはず。一種の世界観が統一されているからです。
じゃあメイド喫茶は一体どういう目的でこのような世界観をユーザーに提供しているのか。
それはメイド喫茶が開始された理由にあります。
メイド喫茶はもともとあるゲームの中にあった「メイド服を着た女の子がいるカフェ」が発端であり、そのゲームのイベントが行われた時に「実際に現実世界でもそのカフェを実現してみよう!」ということで始められました。
つまり、ユーザーによりゲームの世界に没入(?)してもらいたかったからなんですね。これぞARG。
ミライの車は車じゃない?!
特徴としては、①タイヤが無い(ゆえにその場回転が出来ている)、②宙に浮いている、という点でしょうか。もはや「車」というよりflying objectという感じですね。
「浮き具合」によっては空飛ぶ車も夢ではない??
仮想現実の未来
未来はゲームも3Dになってリアルな感じになるみたいです!
自分が動いたらそれが3Dで映像に反映されると、フィットネス効果などもあるみたいです。
これもゲームを作る側としては、外に出なくてもジムに行かなくても、家の中で実際に運動している感覚を与えたいという意図がありそうな気がします。
ゲームしている側も当然汗をかいたりして、本当にリアルに運動している感覚になると思います。
これもある種の世界観なのかも・・・
2010年6月16日水曜日
エヴァンゲリオン×ローソン
ちょっと前にやっていたあの企画、ありましたよね。
http://www.lawson.co.jp/eva/ar/
人が混雑しすぎてわずか2日で中止になってしまったエヴァンゲリオン×箱根×ローソンの企画。これもまたエヴァンゲリオンの世界を現実世界で再現しようとした感じ、没入感というワードにふさわしいですね。
エヴァンゲリオンというコンテンツが強すぎたため、2日で中止になってしまいましたが、手法としてはARでエヴァンゲリオンを再現するなど、参考にできる部分は多いのかもしれません。
日本科学未来館に行ってきました♪
目当ては期間限定で展示されている「ドラえもんの未来展」です。
ミッキーは世界に一人だけ
ディズニーの世界観についての話です。
さすが夢の国です、徹底してますね!
ここまで世界観を作りあげるのは大変ですが、世界観マニュアルをつくるなど本当にすごいです!
僕たちもmirai tweet lab.のウェブサイトをみんなが見ると、もう未来について考えられずにはいられない環境つくりたいですね!
ドラえもんサイトは?!
「世界観事例」といっても、ポケモンの事例みたいなものもあれば、単にウェブデザインの作り方のようなものもあると思うので、今日は後者の1つをご紹介します。
やはり出てきますドラえもんのサイトです。(ドラえもんチャンネル)
http://dora-world.com/index.html
サイトに飛べばわかりますが、面白いポイントとしては「サイトに飛んでもすぐコンテンツは開けない」という点です。
どこでもドアが5つ出てきて、ドラえもんがいるドアを押さないとサイトのホームに飛べないようになっているんです。はずれのドアにはジャイアンとかのび太とかがいます。はずれを押しても他のドアを押せるので結果的にすぐホームに飛べるんですけどね。
ただのウェブデザインの話ではなく、もしかしたら、どこでもドアを使うということで、ドラえもんの世界観に頭をスイッチさせてからホームに飛ばせたい、という思いの元で作られたのかもしれませんね。(深読みかもしれませんが)
ちなみになぜか、ホームのメインの画面はブラウン管テレビをモチーフに作られています。これもコンセプトが気になるところですね。
2010年6月15日火曜日
H&Mでスタイリストに
H&Mってわかりますよね?
そのサイトのひとつのページなのですが、実際にモデルを選び、自由自在にコーディネートすることができます。
http://www.hm.com/jp/fashionstudio__fashionstudio.nhtml
ただ単に、商品をラインアップするより実際にイメージがわきやすいし、購買意欲につながるのでは。
あとこういうことができるのってネットならではですよね。
ポケモンの世界観
http://oshiete1.watch.impress.co.jp/qa4538215.html
これによるとポケモン=自然を象徴しているらしいです。
そこらへんにいるポケモンは人間にとって身近なもの(火、水、草)
レアなポケモンは鉱物や化石燃料。
伝説のポケモンは気象。
神といわれるポケモンは地球や宇宙といった世界そのもの。
普通のポケモンが普通のポケモンをゲットし、育てて闘わせるのは、人間が作物を育てている姿。
レアなポケモンを不正にゲットしているロケット団は、資源採掘に精をだし、そのために自然破壊や戦争までも起こしてきた現代の人間の姿だそうです。
事例とまではいえませんが、ちょっとおもしろかったのでのせちゃいました。
てか世界観の事例探すの難しい!なかなか「探そう!」と思って探せるものじゃないものね;
2025年の通勤風景
先生からお借りした「2025年 伊野部家の1日」という漫画ですw
これは2025年でのある一家の1日の行動を追った漫画なのですが、そのうちのひとつである朝の通勤風景について。
2025年に実現されていること
①バーチャルカンパニーの出現
オフィスを持たず、事業経営はすべてインターネット上で行う会社。これによりわざわざ朝に会社に通勤する、という概念が無くなるので、通勤人口が減ります。
②カーシェアリング
ITを用いて、交通需要をリアルタイムにきめ細かく把握する技術や、高精度な渋滞発生予測が進展することで道路交通重要の適正化が実現される。
自動車の個人所有が必要不可欠ではなくなり、カーシェアリングや相乗り、レンタカーシステムの利便性も改善され、マイカー所有者が減少します。
これによりみんな同じ時間に出勤するといったこともなくなり、混雑が分散化されます。また、今までは予測できなかった渋滞なども正確に予測され(そもそも渋滞すら起きないかも?)車で出勤する人も増える。
だから朝の通勤ラッシュがなくなるんですね、2025年には。
この漫画にも朝の快適な通勤時間が描写されています。
果たして本当にあと15年後にはこうなっているのでしょうか?
ちなみにこの本を文章でまとめた資料を発見したのでのせておきます。
http://www8.cao.go.jp/cstp/project/bunyabetu2006/life/3kai/siryo2-1.pdf
未来の交通システムと社会受容性
火曜日担当のtomyです。
今回は未来の交通システムについて書きたいと思います。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080304_sky_tran/
以前未来の交通システムについて情報共有したもので、この乗り物は好きなところで乗車でき、好きなところで下車できるというシステムなのですが、このような交通システムが実現されるとかなりかっこいい街になっていくと思います。
このような新しい交通システムを想像するだけでもワクワクできます。また、昔から未来は空飛ぶ車になるんだなどと言われているので、昔から未来の交通システムについての関心が高かったと言えます。
ただこのような未来の交通システムがまだ実現に至っていないのは、「社会受容性」が関わってくるのではないかと考えます。
いくら便利になるからといっても、世間の人々の共感が得られていないものはなかなか実現するのは難しいものです。
既存のものをかなりバージョンアップして便利にしたものが登場すると、人々は受け入れる傾向があると思います。
例えば新幹線。今まで電車というものは存在していましたが、新幹線は500キロもはなれた場所は今まででは考えられなかった早さで結ぶことができるようになったという具合にバージョンアップしました。
さらにはテレビ。ほんの5年10年前までは箱型のテレビが当たり前だったのが、今は薄い液晶画面にバージョンアップされました。
そして最近ではリニアモーターカーです。電車からかなりのバージョンアップです。
ただ、リニアは社会受容性がありそうなのですが、新幹線の新駅建設には反対の人が多いということにも注目していきたいです。
バージョンアップしていいものを作ったからといって、調子にのってそこまで必要のないものを作ってしまうとたちまち社会受容性は低くなっていると思います。
話がかなり脱線してしまいましたが、要は未来の交通システムはたくさんの人々が本当に受け入れてくれるのだろうかということです。
通勤中のサラリーマンが満員電車をどうにかしてほしいと思って、混雑が解消される交通システムを待ち望んでいると思います。
でも、通勤以外では友人・家族とゆっくりと電車に乗ったり、ゆっくりと車でドライブしたいと思うこともあると思います。
何か製作するときでも、みんながイイと思えるものを作るときは早く作業が進むものですが、少しでも本当にイイのかと思ってしまえばなかなか作業ははかどりません。
まぁ未来の交通システムについてはこんな単純な解釈していいのかわかりませんが・・・、
最後に言いたいことは、僕たちミライ班はみんなが未来についていろんなことを考えていく環境を整えるとともに、みんなの未来像がどれほど社会受容性があるのかも慎重に検討していきたいということです!
2010年6月14日月曜日
全く新しい概念のディスプレイ
http://designwork-s.com/article/153184655.html
これもディスプレイっていう部類に入るんですねー。
なんかARのようなイメージでもあるんだが…
Curious Displays from Julia Tsao on Vimeo.
流れている映像がポニョですね(笑)
個人的には汚れたシャツと怒っている母親のところがツボでした。というよりもそういうところまで認識できるようになるというところがまた未来を感じるところですね!
世界観の演出
面白い世界観かどうかはわからないですが、映画「シックス・センス」の世界観の演出方法について書かれています。
この記事の最後の文章で、世界観は理解するのではなくて感じ取るものだと書いてあり、その通りだと思いました!
まだ具体的にはどのような世界観がいいのかは思い浮かびませんが、未来について考えていく世界観を直感的に感じ取れるようにしたいですね!
2010年6月13日日曜日
未来の雑誌のUI
http://designwork-s.com/article/136121258.html
未来の雑誌。電子書籍がもたらす新しい雑誌の読書体験についての記事、そしてそのコンセプトモデルのムービーがあるので紹介します。面白いですよ!
形は割とiPadに近いですね。切り取りだとかtwitterとの連携の方法は見事です。どのような新しく、またカッコイイ読書体験をさせるか、というのは今もっともホットな話題のようです。
マジックってやっぱりかっこいい
http://designwork-s.com/article/151830655.html
iPadをふんだんに使ったマジックです。これだけでも面白いな、っと思えるのですが、後半には確かに未来にiPadを使ってどのようなことが出来るようになるか、という要素も含まれています。
自分としては特にショッピングのくだりが面白かったですね。現物とはいかないまでもAR等を使った試着ぐらいならもうそろそろ出てくるのかもしれない、そんなことを考えさせられました。
未来の交通
未来の交通システムです!
かなり前から、未来は空飛ぶ自動車だなどと言われてきているのに、まだ未来の交通システムは現れていません。
やはり未来の交通システムは技術的にもまだまだ先のことなのでしょうか・・・
でも実現されるととってもかっこいい街になっていくと思います!
Microsoftの未来映像から考える
http://gh640.blogspot.com/2010/06/510.html
1分30秒あたり、おばさんがもっているやつはipadそっくりです!(苦笑)(後にmtg中に男性も使用します)そして、それでの会話はskypeですかね?男性の話し方はハンズフリーの携帯みたいな感じですね。
そして、物理的な距離では「会えない」距離にいながらも皆でmtg。このスタイルも今はかなり確立しつつありますよね。ただ、さながら自分もその会議に身を置いている感覚、はもうちょっと先でしょうか。Ustreamは自分も参加している感覚がやや少ないですし、skypeはビデオ機能はありますがもう1つ臨場感が足りない気がします。
その他mtg中に行われている事は大体今実現されていることまたは近々実現できそうなことのような気がしますが、このmtgのようなイメージは今はまだないですね。もう少し先ではないかと思います。
ipad的物体に手書きで字を書き、それが他者のデバイスに同期する、というのもまだ先のような気がします。
あとは、この映像を見ると、通話においての「受話器」という概念は無くなっているように感じます。
この映像を見てもう1つ感じたのは、これは全て「まず間違いなく5年後には実現するだろう」と思って作られたのではないのではないか、という事です。ただ、それは決して悪いことではありません。というよりもむしろ、作為的に「5年後実現はちょっと無理かも」と思われる事も盛り込んでいるような気がします。
それは、
①Microsoftが高い目標を自らこのような映像を流すことで課し、鋭意努力するため。
②見ている人に「たった5年でこんな夢のような未来になるの?!」と思わせるため。
という2点があげられるのではないでしょうか。
後者は特に我が班にとってはすごく大事な着目点であります。我が班は「未来想像(創造)法や未来像検証方法の確立」をミッションに動いていますが、正しいと判定されない(=その時代にはまだ実現できないだろう、と思われる)未来像の要素も部分部分で取り入れていく事に意義があるのではないか、と感じます。
閑話休題。
この映像の最後にオチがあります。それは、男性の下半身はラフな短パンである、という事です。しかし自分はこの短パンのシーンが出てこなくても、「カンファレンスにおいてのこのようなプレゼンテーションの参加の仕方は『緊張』という問題を解決する1つの良い方法だな」と感じていました。
もちろん見ている人(場)はおかたい会議(報告会?)なのですが、発表している人の場所はホテルの自室であるため、です。
ここから何が言えるか、というと、「未来像は、映像などアウトプットを(ダーティなものでも)作ってみる事で(やってみる事で)、その良さや気づきが更に出てくる、ということです。頭の中で思い浮かべていたものと、それを形にしたものを見るのとでは、やはり圧倒的に後者の方がイマジナブル(というかイマジナティブ)になれるわけです。やはり「作る」ということは大事ですね。
最後に、URLをはったリンク先のブログ自体興味深いブログだなぁ、と思いました。このようなクリエイティブなものを取り扱ったエントリーもあれば、ブログに考えをまとめる意義のようなものも書いています。時間があれば(班員は)このブログを一通り見てみましょう。
この方の「2010年映像」と「2019年映像」の比較(何が進化しているか)についても参考になります。ただ、これを見る限り「使い勝手」の項目に関しては、実際と照らし合わせてみると、もう2019年を待たずしてこの映像のような使い勝手はほぼ実現化されている、とも言えますね。
ドコモな未来予想図
http://www.docomo.biz/html/member/mirai/
といっても最新記事が2008年末なので、もうサービス化しているものも多数あります。
一番上のなんて思いっきりライフログ(アイコンシェル?)ですね。
でも携帯って今誰でも持っている&毎日使うものなので、イメージが沸きやすいと思います。
さらっと読めます。
また、ドコモR&Dセンターは世界最大級のモバイル研究施設であり、最新技術や未来の生活シーンを多数体験できるらしいのでいってみたいです!
2010年6月12日土曜日
そういえばこんな番組ありましたね
未来創造堂っていう番組ありましたね!
未来っていってもかなり近い未来のことを紹介した番組でした。
でも少し新しい技術を見たり、現存するものを組み合わせ新しいものを見るだけでもワクワクできますよね!
未来少年コナン
知っている方もいるかもしれません。なんていったって宮崎先生。
映画にもなったアニメです。
舞台の設定は2028年。ちなみにアニメが放送されていたのは1978年です。
これによると2008年に地球上で大戦争が起こって、人類の大半が絶滅したとか。
その戦争の20年後のお話です。
あたしは見たことないので、まだ何ともいえませんがもしかしたら当時(1978年)の人が考えていた未来(2028年)の描写などが見れるのではないのかなーと。
今度youtubeでみます!感想はのちほど。
2010年6月11日金曜日
未来の買い物
たぶん例の博報堂の雑誌の一部です!
未来の買い物はどうなるかというのを、絵を使って表現しています。
内容もおもしろいのですが、未来のことを伝える表現として絵などを使うのはとてもいいと思います!
博報堂の雑誌が届くのが楽しみですね!
なぜ「ミライ」を考える?
さて、今日は「なぜ「ミライ」を考えるのか?」について綴ってみたいと思います。
このブログは慶應義塾大学経済学部武山政直研究会(KEG)2010年度Mirai Projectのブログです。「ん?ミライプロジェクト、って何するプロジェクト?」という疑問は昨日のnikeこと池田くんの記事を参照していただくことにしましょう。
このプロジェクトは一言で言うと「未来について一般の人も参加できるような想像(創造)方法とその実現方法の確立」の研究をしていこうというプロジェクトです。
池田くんのエントリーをお読みになった方が次に抱く疑問、それは「何で未来を想像(創造)させるの?別に未来を想像しなくたって生きていけるよね?」というあたりではないでしょうか。
はい、確かにごもっともといえばごもっともです。だまーって過ごしていても未来はやってきます。でも、ちょっと考えてみて下さい。「こうなったらいいなぁ」という未来がもし実現したら、それはうれしいしすばらしいことじゃないですか?
未来について考えることの利点は個人的にはいくつかあると考えていますが、一気に全部書くとエラい長くなりそうなので、今日はその1つをご紹介したいと思います。
(1)未来について考える事で、現状についての認識をより深め、現状に対しての行動への正しいアプローチが明確になる。
たとえば、ある若者2人からこんな会話が聞こえてきました・・・(フィクションですが)
A:「最近、温暖化温暖化って叫ばれてるよね~」
B:「確かに!でもさ、去年とか冷夏だったじゃん?どこが温暖化なわけ?!って感じじゃない?」
A:「言えてる!別に今のままで大丈夫なんじゃん?まさか人間が住めなくなるほど気温上がっちゃう、なんて考えづらいし!」
B:「だよねー!だから私、『エコ』『エコ』って騒ぐ今の風潮好きじゃないんだ~。別に温暖化とかエコとか全然気にしないで生活してる!」
A:「そうなんだ~。でも私も確かに、別にいちいち買い物にエコバッグ毎回持っていったりはしないし、暑いときはガンガン冷房つけてるわ!」
うーん。もう少しエコに協力的になってもいい気がしますが、あながち他人事には思えない人も多いはずです。その一番の原因は
「『今エコ活動して温暖化に歯止めをかけないと、先々エラいことになる』という実感が全く湧かないから」
ではないでしょうか。
ところが・・・どんな技術でもいいです。AR(拡張現実;augment reality)でもいいです。温暖化が起きた未来の惨状(斯くいう自分もそんな惨状目にも浮かびませんが)がまざまざと目の前に広がったとき、そしてその中に未来の自分がいたとき。そんな姿が想像できれば、見ることができれば、もう少し「今からやらなきゃ、エコ」という気持ちになるのではないでしょうか。
現状を変えないと未来に大変な事になる。未来にヤバい事になるのを防ぐには今からやらないといけない。そんな問題が、温暖化だけでなく山積しているはずです。(もちろん政治、経済、スポーツ、環境などジャンルを問わず、です) その現状を認識しやすくする一つの手が「未来を想像する手段を作る」ことなのです。
(来週金曜日につづく)
未来の科学技術予想
http://mainichi.jp/photo/news/20100610k0000e040017000c.html
「文部科学省科学技術政策研究所は10日、今後30年間に実現しそうな新技術を発表した。」
ということで、国の研究所が新技術の未来予測をまとめたようです。どういうところから予想を立てているのか気になりますが、宇宙への夢だったり環境問題が解決して欲しいという意志から来ているのかもしれません。
ちなみに下の写真はJAXAから提供された月面基地のイメージ図。なんかスターウォーズの世界みたいですよね~。
NRI未来ナビ
NRIもそのうちのひとつですよね。
http://www.nri.co.jp/navi/index2.html
これはNRIのHPにある「未来ナビ」というもので、今後世の中がどのようになるのかが書かれているサイトです。
2010年6月10日木曜日
遂に来ました
http://www.softbank.co.jp/vision/
某WebMediaの会社の新卒採用を受けていた際、存在は聞いていたのですが、遂に形になったようですね。何やら社内全員に対して30年後の未来を予測させたらしい。さすが孫さん、やることが大胆です。そしてそれをUstreamで中継とか期待が膨らむばかりです。
当日はKEGのOB会ですが、昼頃なので時間的にも大丈夫なのでは?
とりあえずミライチームは応募をマストにしませんかね(笑)
たくさんの視覚化
ネットワークの様々な可視化が1つにまとまっているのがありました!
でも、どれも高度なデジタル技術がいるかもしれないので、
トライアルは
3D×アナログ=LEGO
ということでがんばりましょう!
17年前の未来予想
まだ17年前ではETCやテレビ電話などが「未来」のものだったんですね!
「未来」のものが「当たり前」のものになっていくのは早いです。
だからこそ未来感度っていうのをみんなで高めていきたいですね!
思わぬところから・・・
大ファンであるKREVAのブログを見ていたら、未来についての記事をリンクしていました。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100603_robert_boyle_wish_list/
ミライ班としてこういう情報を見るときに特に着目すべきなのは、「実際それがどの程度あたっているか」よりも「あたっているものはどのようにして当時予測されたのか」です。
それをどのように書き留めたか、なども含め、注目すべき記事ですね。
docomo presents 未来ミュージアム
http://www.docomo-mirai.com/pc/whats/#01
このページの「ドコモ未来ミュージアムが目指すもの」というところをクリックして読んでいただきたいです。
http://www.docomo-mirai.com/pc/message.html
これも1つの「未来教育」と言えます。すでに「未来教育」をdocomoさんは始めているといっても過言ではありません!
『未来は夢で出来ている』なんていい表現ですね!
nikeくんの記事じゃないけど、未来を一部のおえらいさんだけにはゆだねないぞ!という精神、大事にしたいです。未来を作る門戸を皆に広げる、うちらがそんな環境つくりの一助となれれば、と強く感じます。
ちなみに、電電公社時代に子供たちから募集した「未来の電話」は、小さくて持ち運びが出来るもの、でした。それが20年後、「携帯電話」として実現されたのです。
docomoの考え方や手法(?)、今後の動向もちょっと気にしておくといいかもしれません。
未来は誰が決める?
これから木曜日のコラムは僕が書いていくのでよろしくお願いします。
このプロジェクトは扱うテーマが"未来"という不確定かつ、ふわふわした、捉えどころのないテーマです。研究テーマとしては、ある意味最も面倒だけど、考えるのはとても楽しくやりがいがある、そんなテーマだと感じていますね。
…と意気込みはさておき。
そもそも、"未来"って一体誰が決めてるんでしょう?
別に今のところ未来についての評論家や、未来についての専門家がいるわけでもなく、そんな未来を決める強大な権力があるわけでもない。ならば、一体誰が"未来"を決めているのでしょう?
例えば、その時の流行りものであるトレンドとかはどうでしょうか。
あれは大体仕掛け人がいて、広告に携わる会社などもトレンドを作っていると言えるでしょう。どこかで聞いた話ですが、洋服のトレンドって世界的な会議で決められているらしいですね。来年は○色にしましょう、みたいな。
ということは、一般的に世の中に流れている商品の"未来"というのは上記のような人たちが決めているということになりそうです。
今度はちょっと堅い話題で、政治とかはどうでしょうか?
すぐに思いつくのは総理大臣とか。そういう偉い政治家が決めていると考えるのもいいですが、政治に深い影響を与えている(それがいいことかは分かりませんが)「世論」というのは大体においてマスメディアによって形成されているといっても過言ではありません。
ということで、政治の未来はマスメディアが握っていると。ちょっぴりブラックなネタになってしまいました(笑)
他にも、科学技術は研究者が決める、などいろいろ考えられますが、いずれにしてもトップダウン型、権力を持った人々から大衆に向けて発信されているという、いわゆる近代的な側面を持っているという点では同じです。僕個人の考えとしてはインターネットの出現など世の中の大きな仕組みの変化によって、こういった近代的なモデルは壊れていくんじゃないかと思っています。
また、今まで挙げてきた"未来"というのはいずれも近未来の話であり、どれもスパンとしては長くても3~5年ぐらいのものでしょう。専門家がその専門分野の未来予測をしようとしても、それくらいが限界なのかもしれません。でも僕らが扱っているのはもっともっと未来の話。例えば…
「2030年、僕らの生活はどのようになっていると思いますか?」
こういった問いの答えを、専門家のようなある種の力を持った人たちだけではなく、「みんなで作っていく」方法を考えようとしているのが僕らのプロジェクトです。少しMIRAI PROJECTについて実感が湧きましたでしょうか?このプロジェクトの面白さや難しさが少しでも伝わっていてくれれば幸いです。
ということで、僕のコラムでは「未来って誰が決めるのか」「未来を考えるということ」というようなことを考えながら、このMIRAI PROJECTを捉えていこうと思っていますので、これからよろしくです。
2010年6月9日水曜日
未来教育
学校で未来教育がされるようになったら、このサイトに書いてあることを教えるといいと思います!
未来にワクワク感を覚えることをしたいならば、しっかりと現状を見つめる力も必要だという内容です。
未来という科目は、みんなが一体となって未来について考えることができ、さらにしっかりと今の現状をも考えることができるという素晴らしい科目ですね!
Weather Newsが成功したワケ
やっと本PJも始まり、未来班も始動しましたね!
とりあえず来週のドラえもん未来展が楽しみで仕方ないです♪
さてさて、未来PJにおいてキーワードとなる「集合知」
今回は集合知×Weather News(以下WN)について書きたいと思います。
WNはご存じのとおり、テレビ、PC、携帯に向けて天気予報を配信している会社。
よくJR車内のサイネージにもWNの天気予報が流れています。あれです。
WNは集合知をとてもうまく活用しています。
その一例として、「10分間天気予報」という携帯サービスがあります。
これは毎朝ユーザー自身がリポーターとなって、自分の現在地情報(GPS)とその場の天気の情報(簡単なアンケート式のもの)をWNに送ります。
するとWNからより詳しく書かれた今日の天気予報の情報を得られる、といったもの。
たったこれだけです。
じゃあなんでこれがすごいのかっていうと
①ユーザー発信型の天気予報
通常、天気予報って気象予報士の人であったり専門家が行うものですよね。
その人達からユーザーは今日であったり明日の天気の情報を得る。
しかしこのサービスでは、あくまでも天気の情報はユーザーから発信しています。
WNの人が考えるには、「気象というのは、どこかで予報している人<実際に現地にいる人」と考えています。
何万といるユーザーから毎朝、その場その場の天気の情報が送られ、それを集めてWNはより正確な天気予報ができる。
更にそれをユーザーにまた発信し、ユーザーもより正確な情報を入手してくれる。
まさに集合知だと思います。
②無料会員と有料会員
さらにこのサービス、有料会員しか利用できません。
もちろんWNは無料会員向けのサービスもあります。(現にあたしはそれ。)
無料会員だと毎朝WNから今日の天気と気温がメールで送られてきます。もちろん有料会員のようにわざわざ自分のいる場所から天気の情報をする必要はありません。
一方有料会員は、無料会員と比べて詳細な天気の情報を受け取ることができますが、それはあくまでも自分がリポーターとなって、WNに天気の情報を送った時のみです。
あれれ??
つまり、有料会員の人はわざわざお金を払ってまででも、リポーターというめんどうなことをしているんですね。
言い換えると、ユーザーは情報を得るためにお金を払う(これが一般的)のではなく情報を発信する(貢献する)ためにお金を払っているんです。
ではなぜ、有料会員の人はお金を払ってまででも天気の情報を発信したいのか?
もちろんより詳細の天気予報の情報を得たい、というのもあると思います。
でもそれだけではないはず。
「join & share(参加&共有)」といって、自分がその場に参加すること、そしてみんなのために何かしている感を味わうことに対して、お金を払っているんですね。
以上の2点があたしが考えるWNのすごいなーと思うところです。
ミライ班でも集合知を上手く利用したいですね!
http://weathernews.jp/index.html
コナンもびっくり
未来のスケートボードプロジェクト「Hoverboard Project」
http://designwork-s.com/article/152494106.html
言葉は要らない。まずはこの動画を見てくれ。
HOVERBOARD - NILS GUADAGNIN from nils guadagnin on Vimeo.
動力どうしてるのとか、もうびっくりすることも多いが、これが実現したら相当凄そう・・というかアレだよね。名探偵コナンのあのスケボーですよね(笑)
ユビキタス
全体も部分も、いつでもどこでも見たいところを見ることができる。
全体のパターンが一目で見える、そういうことがユビキタス性みたいです!
僕たちも「一目見てわかる」ということを念頭に置いて、tweetを視覚化していきたいですね!
2010年6月8日火曜日
誰と誰がつながっている?
http://spysee.jp/%E6%AD%A6%E5%B1%B1%E6%94%BF%E7%9B%B4/1019288/network/b/
あのひと検索SPYSEEという、人と人との関係が見えるサービスです。
我がゼミの先生である武山先生も載っていますので、リンクは武山先生の相関図を載せておきました。
text complex:co-ba
入力したテキスト(140字以内)を幾何学的な模様のアイコンに変えてくれます。
http://co-ba.cooked.jp/index.html
つまりtweetを1つのアイコンに視覚化できるというわけです。
実際に「今日は雨が降りそう!傘もっていこうかなー」とうってみたら、花びらみたいなアイコンができあがりましたw
闘う気持ちをtwitterで刻め
NIKE footballのtwitterのコンテンツ。
twitterから投稿したメッセージがwebのとぅーりおの写真の上に表示される。
更にメッセージが選ばれた場合、原宿に実在するとぅーりお像に刻まれ、それが本人に贈呈される。
これもtweetの視覚化の一例ですが、この場合web上にまずtweetが視覚化→リアルな場(像)に視覚化といった2ステップがあると思います。
COLOR TWEET!!
この前もUNIQLO誕生祭にオンライン限定クーポンを配信するという企画を、twitterのつぶやきと連動してやってました。
そしてこれは自分のtwitterのアイコンを使ったオリジナルムービーが見れちゃいます。
tweetもかっこいい感じで表示されます。
http://www.uniqlo.com/colortweet/
フォロワーとパレードしましょう
tweetの視覚化ではないのですが、自分のfollowerとパレードができます。
是非音声つきでやってみてください。
KDDIがやっている企画です。
http://isparade.jp/
視覚化とワクワク感
火曜日担当のtomyです。
今日は以前情報共有としてブログにのせた、「つぶやきをビルに見立てて視覚化する」についてもう少し詳しく書きたいと思います。
実は以下のサイトはつぶやきではなくブログを視覚化するものなのですが、つぶやきを視覚化するときにも活用できると思い投稿しました。
http://d.hatena.ne.jp/kaiseh/20090827/1251406675
ビジュアルブログ検索エンジン「Blogopolis」というもので、ブログランキングサービス『TopHatenar』に登録された20万超のブログを3Dの仮想都市景観に凝縮したサイトです。
全ブログの、「はてなブックマークにおけるエントリー」、「ブックマーク数」、「ブックマークタグ」、「livedoor Reader購読者数」といったデータを使って3Dの都市景観を自動生成しています。
ブログにつけられたタグでブログを分類し、ブックマーク数が多いほど大きな土地にビルが建ち、購読者数が多いほど高層ビルになるといった感じです。
このように立体的に視覚化できると、一目見ただけで大きな土地に高いビルがあると人気があることがわかります。とてもわかりやすいです。
また、最近は「アバター」や「アリス」などで3D映画が大人気であるように、人々は3D・立体的なものにワクワク感を感じやすいのではないかと思います。
なので、これからミライ班がミライに対するtweetを分類していく上で、「わかりやすさ」と「分類されたものを見る人がいかにワクワク感を持って見てくれるか」といったことが重要になると思います。
しかし、上記の3Dは高度なデジタル技術を必要とします。
そこで!現実的にワークショップに使えそうな視覚化案を考えてみました!
LEGOを使いましょう!
かなりアナログですが、LEGOでつぶやきビルを作っていくとカラフルに立体的に視覚化できると思います。
さらに自分たちでLEGOでつぶやきビルを作るときのPlayful感は素晴らしいはずです!!
UTweet!
tweetの面白い表示方法としてはこんなのもあったよねー。
lupin steal japanのサイトも面白かったんだが、あれはもうキャンペーンが終了しちゃったんだよね・・・。
日本全国にあかりを灯そう
LEDのPRとしてtwitterと連動してます。
自分がtwitterにログインするとサイト上の自分の家(googleマップで設置)に灯かりがつく。
更に自分のフォロワーの人もログインしているとその人の家にも灯かりがついている。
これもある意味tweetの視覚化ではないでしょうか。
http://mirai-sharp.jp/#/join-now
個人的にすっごい好みw
tweet Clock
そんな生活パターンまでが見えそうなtwitterのつぶやきをいつつぶやいたのか、24時間時計で視覚化したサイトtweet Clockというものがあります。
http://www.lifehacker.jp/2009/11/091130_tweetclock.html
時間軸でしか見れないけど、これもtweet視覚化の一種ではあるかなーと。
つぶやきを粒子に
twitter上のつぶやきをユーザー名や話題で追跡し、つながりを粒子(原子)に見立てて視覚化しています。
人気のあるキーワードやそうでないものごとも加速度で表現しているだとか。
2010年6月7日月曜日
ビルに見立てる
つぶやきの分類を「ビル」に見立てています!
正しくはつぶやきではなく、何かのタグの分類ですが・・・
でも都市設計みたいな感じで、多いつぶやきを高層ビルみたいにして視覚化すると面白そうです!
未来の街につぶやきビルが立ち並ぶみたいな感じにして視覚化するとおもしろいかもです!
色々なデータを数値化
http://dashboard.twad.jp/analytics_akhk.html
傾向を知る、という意味ではこのように数値化して表現してあげるのも大事かな、と思いますね。
地球儀がつぶやく
これは「場所」という切り口でつぶやきを視覚化していますね。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0905/18/news030.html
単語の頻度をグラフ化
こちらは、最新のつぶやき200個を資格化して、「単語頻度グラフ」を描いているものです。
StreamGraphというらしいです。
twitterの世界をキーワード別にめぐる観光旅行のようなもの、と書かれています。ただ「わかりやすい」とは必ずしも言えない気がしますね…。
mentionmap ~他ユーザーとハッシュタグの関係マップ~
これもマインドマップと似ていますが、他ユーザー(のアカウント)とハッシュタグを枝でつないでいる視覚化方法です。
誰と誰がどのハッシュタグでつながっている、みたいなものも見れるわけです。その人からの枝の距離は恐らくつながりの濃さ・薄さを表していると思います。(英語なのと、解説が特に無いため、推測になってしまいますが)
まるで映画のような世界?
http://designwork-s.com/article/152186046.html
タッチパネルを超える更に直感的なインターフェースですよね。これもかっこいいから一目ぼれ。ぜひ動画を見てみてください。
タイムリーに"マインドマップ"
今日の情報は、twitterの未来をマインドマップで視覚化、という記事です。
http://jp.techcrunch.com/archives/20090601the-future-of-twitter-visualized/
tweetの視覚化ではないのですが、マインドマップも1つの「視覚化」の方法ですね。各枝=分類をどういう軸にするか、というのが鍵になりそうです。
未来予測は意外と当たる?
では、その昔の人達はどんな予測をしていたのか。
それは今どれくらい当たっているのか。
今回は1901年の人がたてた100年後の未来像(2001年)を紹介します。
http://www.tanken.com/yosoku.html
さすがに人の身長が180㎝だったり、動物と会話っていうのは実現不可能ですが意外に当たっていたりする。
2010年6月6日日曜日
やっぱり日本科学未来館!
ロボットについてです
ロボットの開発史がグラフィックでかっこよく紹介されていたりしておもしろそうです!
やっぱり日本科学未来館はワクワクできる環境だらけです!
早く行きたいですね!!
色々あるね、視覚化
http://www.lifehacker.jp/2009/11/091130_tweetclock.html
この事例は「時間」という概念からの視覚化(分類?)をしてます。これによって、何時頃どんなつぶやきをしているのか、がわかるわけです。
夜中の方が皆お酒も入ってテンション上がって、面白いアイデアが出る、とか、そういう傾向も読み取れるかもしれないですね!
街中がARでジャックされる?
http://designwork-s.com/article/152186707.html
Polygon Graffiti from QNQ/AUJIK on Vimeo.
かっこいいですねー。端末やデバイスが進化すれば、こういうことも容易にできるようになるのかもしれない。応用方法がいろいろ思いつきすぎて興奮しますね。
アートとか広告とかはよく言われてることですが、これはRPGとかにも使えたらいいなぁー。ARGへの可能性もある。電子書籍への応用も考えられますかね。ipadから何かが飛び出してきそうな絵が浮かんでくるー。
ということでAR×ミライ。これだけでも未来って面白いって思えますよね。
2010年6月5日土曜日
ワークショップ手法について
http://web.pref.hyogo.jp/contents/000018553.pdf
KEGではお馴染みなので既に知っていることも多々書いてありますが、改めて読んでみる価値はあり。
http://www.nionet.jp/lldivision/jinken/hamon/hamon30/pdf/2-4.pdf
こちらも。
こうやってみるをWSの手法はまだまだありそうですね!
せーやさん家でオープンゼミのWSを深夜みんなでレッドブルを飲みながら考えてたのを思い出す…
うちは寝てしまったけどw
ニコ動を分析
ニコ動の膨大なデータを分析してます!
分析する上でやはり様々なデータを分類していますが、かっこよく「可視化」して分類できています!
なかなか大変そうですが・・・
ITロードマップ
NRIが今結構情報共有で話題になっていますが、NRIと言えば、ITロードマップがありますよね。
amazonでITロードマップで検索してみてください。
これは毎年12月に発売されるもので、今後5年のITの技術進歩の予測や近未来の社会について書いてある本です。価格は2000円強。読んでみると面白いですよ。僕は立ち読みしただけですが…
あと、これに関してはこんなイベントも行われていた模様。
http://www.nri-aitd.com/seminar/it-rm.html
セミナーだって。しかも無料。もうちょっと早くに知っていれば行ってたかもしれない・・・。もっと別の季節にもやらないかなぁー。
2010年6月4日金曜日
見たいけど見れない・・・
ということで、今日はコレです。何か自分こういうネタばっか共有してるけど。。。
http://http//discovery.channel.yahoo.co.jp/index.php?blogid=1
ディスカバリー・チャンネルです。耳にはよくするけど1回も見たこと無いですが、ネットでテレビ番組表の画面で「2030年」と検索すると大量にこのチャンネルの番組が出てきます。「2030年の○○」みたいな番組が沢山。
ただこれ、スカパーとかに入っていないと見れないみたいなので、見れた人はどんな内容なのか是非教えてほしいです!
未来の兆しを発見するために
おもしろい人を見つけました!(・・・有名な人??)
映画や物語に登場する空想の道具などを実際に作っちゃう人です!
作るとはいかないまでも、、映画等を見て、「こんなの映画の世界だけだよー」ではなく、「未来にこんなのがあったらいいな!」と常にポジティブな発想が生まれるといいと思いました!
2010年6月3日木曜日
「集合知」についての、ちょっとしたまとめ
今回、このプロジェクトでキーワードになってきそうな集合知。これについての記事ですね。
注目すべきは中盤あたりの部分。
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上記Zopeジャンキーでも引用されている、、群集の叡智が成立するための4つの条件が以下。
(1) diversity of opinion (意見が多様なこと)
(2) independence of members from one another (メンバーが互いに独立していること)
(3) decentralization (中心を持たないこと)
(4) a good method for aggregating opinions (正しい方法で意見を集約すること)
これを、どこかのサービスに期待しようとすると、3のかなりの部分と4は、システムに依存することになりそうだ。
(中略)現状ではとりあえず個人の努力で、この1~4を成り立たせることを考えるのが良さそうだ。こんな感じだろうか。
(1)意見を信頼できるブロガー、レビュアー、ブックマーカー等を複数見つける。全面的に賛同できる人物から正反対の人物までをピックアップしてお くこと
(2)彼ら全員がひとつの団体に属していたり、一定の思想に囚われたりしていないことを確認すること。ニュースソースが全員モヒカン族に属していたりしたらアウト
(3)2をクリアしていれば良さそう
(4)彼らひとりひとりの発言やブックマークを目視で確認し、集計機能(はてなブックマークの人気エントリーとか)に頼り過ぎないこと
って感じですか。集合知を成立させるための条件。ページなどを作る際、このトライアル全体の世界観を構築する時に留意しなければならない部分なのだと思います。
(記事を書く時は、ラベルに「情報共有」ってのと名前を書いてね!)