2010年6月10日木曜日

未来は誰が決める?

こんばんは、nikeです。
これから木曜日のコラムは僕が書いていくのでよろしくお願いします。

このプロジェクトは扱うテーマが"未来"という不確定かつ、ふわふわした、捉えどころのないテーマです。研究テーマとしては、ある意味最も面倒だけど、考えるのはとても楽しくやりがいがある、そんなテーマだと感じていますね。

…と意気込みはさておき。


そもそも、"未来"って一体誰が決めてるんでしょう?

別に今のところ未来についての評論家や、未来についての専門家がいるわけでもなく、そんな未来を決める強大な権力があるわけでもない。ならば、一体誰が"未来"を決めているのでしょう?

例えば、その時の流行りものであるトレンドとかはどうでしょうか。
あれは大体仕掛け人がいて、広告に携わる会社などもトレンドを作っていると言えるでしょう。どこかで聞いた話ですが、洋服のトレンドって世界的な会議で決められているらしいですね。来年は○色にしましょう、みたいな。

ということは、一般的に世の中に流れている商品の"未来"というのは上記のような人たちが決めているということになりそうです。


今度はちょっと堅い話題で、政治とかはどうでしょうか?
すぐに思いつくのは総理大臣とか。そういう偉い政治家が決めていると考えるのもいいですが、政治に深い影響を与えている(それがいいことかは分かりませんが)「世論」というのは大体においてマスメディアによって形成されているといっても過言ではありません。

ということで、政治の未来はマスメディアが握っていると。ちょっぴりブラックなネタになってしまいました(笑)


他にも、科学技術は研究者が決める、などいろいろ考えられますが、いずれにしてもトップダウン型、権力を持った人々から大衆に向けて発信されているという、いわゆる近代的な側面を持っているという点では同じです。僕個人の考えとしてはインターネットの出現など世の中の大きな仕組みの変化によって、こういった近代的なモデルは壊れていくんじゃないかと思っています。

また、今まで挙げてきた"未来"というのはいずれも近未来の話であり、どれもスパンとしては長くても3~5年ぐらいのものでしょう。専門家がその専門分野の未来予測をしようとしても、それくらいが限界なのかもしれません。でも僕らが扱っているのはもっともっと未来の話。例えば…


「2030年、僕らの生活はどのようになっていると思いますか?」


こういった問いの答えを、専門家のようなある種の力を持った人たちだけではなく、「みんなで作っていく」方法を考えようとしているのが僕らのプロジェクトです。少しMIRAI PROJECTについて実感が湧きましたでしょうか?このプロジェクトの面白さや難しさが少しでも伝わっていてくれれば幸いです。


ということで、僕のコラムでは「未来って誰が決めるのか」「未来を考えるということ」というようなことを考えながら、このMIRAI PROJECTを捉えていこうと思っていますので、これからよろしくです。

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