今週の情報共有はワークショップの事例紹介が多いですね。プロジェクトがそういった時期にさしかかっているというのが理由なのですが、良い機会なのでワークショップについて少し考えてみたいわけです。
僕がワークショップと聞いて真っ先に思いつくのは、実は演劇のワークショップである。演劇に関するワークショップというのは本当に多く開かれていて、劇団ごとにワークショップを開催してるのではないかと思うほど。
確かに、演劇とワークショップというのは相性がよい、というのもなんとなく理解はできる。 元々が体を動かし、体を使って表現するという演劇を座学でやるよりは、実際に体を動かした方が理解が早いというのは想像に難くない。しかし、演劇でなく普段は座学でやるようなこともワークショップでやった方が効率が良いとされる場合も多い。
ワークショップの強みとは何か。それは通常より多くの感覚(五感)を使うことであると考える。五感というのは普段は独立していると考えられているが、それらのシナジー(クロスモダリティ)は大きいらしく、視覚と聴覚などの組み合わせで臨場感をより味あわせるという手法はよく使われてきた。
また、僕が読んだマンガ「美味しんぼ」では「カレーは手を使って食べた方が美味しい」と書いてあり、幼かった頃の自分はかなりの衝撃を受けた記憶がある。インドの方々はいざ知らず、殻を敗れない日本人であった僕は、カレーを手で食べることは結局試すことは出来なかったので真偽のほどは定かではないが、これも「味覚」「嗅覚」「視覚」に加え、「触覚」を食に取り入れた結果、感覚が更に研ぎ澄まされるということなのかもしれない。
さて、振り返ってワークショップについて考えてみると、座学では「視覚」「聴覚」ぐらいしか使用しないのに対し、更に「触覚」を使うことになる。この「触覚」を使った際のシナジーについては僕は詳しくないのだが、先のカレーの例にもあるように、多くの感覚を使うことにより感覚が研ぎ澄まされたり、脳が活性化するなどの効果も考えられるし、より多くの感覚を使うことで思い出に残りやすくなる、という可能性も想定される。
またワークショップ自体が座学と比較し「触覚」に重きを置いた特別な体験となりワクワク感が生まれるのかもしれない。子供向けのワークショップを開催しているCANVASのホームページを見ても触って体験するようなワークショップが多いように感じる。このように考えると「触覚」という要素が座学とワークショップとの大きな違いであるということが考えられる。触覚というものに重点を置くワークショップが有効ということなのかもしれない。また、ワークショップには他にも自分のペースで学ぶことができるなど色々なメリットがあると思われるのだが、時間も時間なので、今回はここらへんでおしまいにしておきます。
慶応義塾大学武山研究会(KEG)2011年度プロジェクト「Mirai Project」のブログです。2011年度ミライプロジェクトメンバー確定しました。計6人の学生メンバーでブログを更新していきます。
2010年7月1日木曜日
HAKUHODO FORESIGHT
未来創造をするコンサルティング会社博報堂フォーサイトを発見!「イノベーション創発のコンサルテーションを通じて「新しい生活機会、ビジネス機会」の創造」を行う専門チームだそうです。
3つのメソッドを持ち、ワークショップを通じてシナリオという形でアウトプットをだしていく流れで、とても勉強になりそうです。未来洞察というフレーズで、未来イシューを設定し、スキャニングという方法で未来の社会像の仮説をたて、その2つを結びつけてアイデアを創造し、シナリオ(生活者や社会像)を描くという流れのようです。メソッドは、Future Dynamics、Scenario Generation、Diffusion Dynamics™の3つ。いくつか論文がアップされていたので、もう少し詳しく分析してみます。
ワークショップを企画させる?!
ミライ班はワークショップ事例収集のフェーズに突入しているわけですが、わたくしの今日の情報共有はこちら。
http://www.cdc.jp/workshop_academy/summary/
なんと、ワークショップ自体を一般から募集して、その人たちが実現していくというプログラムになっています。
題して「ワークショップアカデミー」!
名前こそおかたいですが(笑)、CDCという団体が、メディアセブンというメディアセンター(=場所)も使いながら、応募者から応募されたWSを実現の方向に向かわせる、といったもの。
この団体は、WSを
“創作や表現の現場に近い環境に身を置き現場の感覚を実感しながら学習する場であり、ある 特定のテーマについてユニークな経験や学習を促す機会”
と表現して(位置づけて)います。
応募案を見てみると、概要も(企画書として)見ることが出来て、どれもワクワクするものが多いです!
我々も一般の方にWSを募ってみるとか、あるいはここに我々が応募しちゃうとかも面白いかもしれません!!
http://www.cdc.jp/workshop_academy/summary/
なんと、ワークショップ自体を一般から募集して、その人たちが実現していくというプログラムになっています。
題して「ワークショップアカデミー」!
名前こそおかたいですが(笑)、CDCという団体が、メディアセブンというメディアセンター(=場所)も使いながら、応募者から応募されたWSを実現の方向に向かわせる、といったもの。
この団体は、WSを
“創作や表現の現場に近い環境に身を置き現場の感覚を実感しながら学習する場であり、ある 特定のテーマについてユニークな経験や学習を促す機会”
と表現して(位置づけて)います。
応募案を見てみると、概要も(企画書として)見ることが出来て、どれもワクワクするものが多いです!
我々も一般の方にWSを募ってみるとか、あるいはここに我々が応募しちゃうとかも面白いかもしれません!!
住民と自治体職員によるWS
http://www.saitamakentounanbu.jp/workshop.html
住民と自治体職員にとるWSの結果がのっているサイトです。
シンプルなWSなのですが、最後に各グループが出した案に、みんなで投票するという形で順位をつけていました。
ミライについてのWSで順位をつけるのは少し難しいかもしれませんが、何かその場でWSをしてよかったと思える仕掛けをしてみたいですね!
住民と自治体職員にとるWSの結果がのっているサイトです。
シンプルなWSなのですが、最後に各グループが出した案に、みんなで投票するという形で順位をつけていました。
ミライについてのWSで順位をつけるのは少し難しいかもしれませんが、何かその場でWSをしてよかったと思える仕掛けをしてみたいですね!
3年前のイベントなのですが
上の画像をクリックするとリンクするのですが、慶応大学でも大規模なワークショップの博覧会が行われていたらしいです。子供のため、と言えども内容は本当に多彩なので見てて面白い!
残念ながら各ワークショップの詳細を見ることはできないようですが、博報堂などの有名な企業から奥出研究会など見知った団体も参加している有名なイベントのようですね。
このCANVASというHP自体、子供のためのワークショップにおける大きな団体のようなので、是非是非チェックを。高校生などほかの年齢層向けにアレンジすることも十分可能だと思うので!
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