2010年6月20日日曜日

世界観さがし、始動

先週からタグ「世界観さがし」が始まりました。ある世界観によって人の行動を喚起させる(プロジェクトに参加してもらう)、ということをプロジェクトの中の目標としていまして、現在は人を動かすような世界観というものを探している段階なのですが、そもそも「世界観」って何なんでしょう。

Wikipediaを見てみると

『世界観とは、世界の諸問題、すなわち、「世界とは何なのか」、「どうして存在するのか」、「そのなかで人間は いかなる位置を占めるのか」、「自分に課せられた使命は何であるか」、「自分のできることは何であるか」などの問いに答えようとするものである。したがっ て、世界観とは、人生観や生き方と結びついた世界に対する態度およびその表明であるとみなすことができ、それゆえ、世界観はその個人が属する民族国家時代地域社会職業階級な どによってきわめて多種多様であって、極端にいえば個人個人の体験や環境によって、一人ひとり全員異なるものである。』


Wikipediaにはこの後も色々と書いてあるわけなのですが、世界観とはどういうものなのかと問われると、まだイマイチぴんと来ない人も多いかなと思います。ということで、今回は僕なりの世界観についての考察を少し。

僕からすると、世界観というのは「ルールの集合体」であるような印象があります。ルールの集合によって世界は作れているという考え方です。例えばディズニーランドの場合、あれは夢の国であって自分達が生きている現実世界とは一線を画した場所となっています。その中で人は思い切り遊ぶことが望ましいとされていますよね。ディズニーランドに行ってるのに1人冷めてる、そんなんじゃ野暮ってもんです。

このような、ある種の評価基準みたいなものがルールです。この世界の中では人はこうする「べき」みたいな暗黙の了解、それがルールなのです。

このルールを人に守らせることによって世界観は強固なものになっていくわけですが、ルールを人に守らせるという面においてその世界での「設定」というものが必要になってきます。ディズニーランドで言えば、過去のエントリーで紹介されていたように「ミッキーは世界で1人しかいない」というような概念的なものから「従業員やアルバイトのお客に対する接し方」みたいなものまでの1つ1つがその世界を成り立たせるための「設定」です。

そういえば、ディズニーランドではアトラクション1つ1つにストーリーがちゃんと付いていますよね。ああいうものもまた設定なのです。また、小説のような物語でも、その背景となるような情報(設定)が増えていくことによってその世界における価値観(ルール)が理解できるようになり、更にその物語に感情移入することが出来るようになるでしょう。

・・・ということで乱雑な纏め方になりますが、「ルール」「設定」という言葉や概念が、世界観を読み解くキーワードとして重要になってくるのかもしれませんね、というお話でした。

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