2010年7月10日土曜日

コンセプトモデルと近未来

かの電子書籍班のブログでもコンセプトモデルについては言及されていましたが、
http://ebookleaders.blogspot.com/2010/07/blog-post.html

企業は「コンセプトモデル」という形で未来の姿を提案してきたとも言える。


上はホンダの3輪のコンセプトモデル(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20100224_350991.html)なのだが、見ているだけでワクワクするものだと思う。

wikipediaによれば、コンセプトモデルとは、「企業が発売予定のあるモデルとは別に、これからの自社の目指す概念を内外に知らしめる目的で発表するモデル」であるということだが、基本的には自動車のメーカーが発表することがほとんどだった。

これは単純に、コンセプトモデルとして提案するときに「車」 が有効だったというわけで、車が「豊かさ」の象徴であったことと密接な関連があるのだろう。また未来の1つの形としてコンセプトモデルを提示することで人々の購買意欲をかきたてるというミッションもあったはずだ。また、未来を提示することで人々の豊かさへの希求をかきたてることができるとも考えられる。


更に、コンセプトモデルが発表される場所も、基本的にはモーターショウ、ゲームショウなどであることを考えると、車とゲームの進化がある意味、「未来」の象徴であったとも考えられる。

しかし、最近はそんなコンセプトモデル業界に異変が起きている。パソコンや携帯までもコンセプトモデルが発表されるようになってきた。パソコンや携帯も「未来」 の象徴になっているということなのだろうか。下の画像はNOKIAのコンセプトモデル(http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100108_nokia_green_phone/より)。


この携帯はコーラを入れることで動くという携帯電話なのだが、こういったワクワクするようなコンセプトモデルはどんどん出てくるべきだと個人的には思っている。こういった機械でなくとも、家電でもいいし、もっと別のジャンルでもコンセプトモデルがあってもいいのかもしれない。もっとユーザーに未来の姿を見せることが、豊かさへの希求を生み、消費者の購買意欲に繋がってくるのだろう。今の社会ではそういうことが企業にとって大事なのだと思う。